散り際/日本人

b0016054_231039.jpg桜は1年に一度、春の時期に、1週間ほどしか咲かない花である。
それを見に、こんなに多くの人が外に繰り出して、敷物を敷いてのんびりして。ごはんを食べたり散歩をしたりしている。美術とか、イベントとかにはなかなかできない集客力である。
花が好きなのか、春の陽気が好きなのか、みなが浮かれている感じがいいのか、動物のサガか、そういうものをすべてひっくるめたものが桜であるようにおもう。
先日見た司馬遼太郎氏のインタビュー映像で、日本人は侍だったと、何度も何度も口にしていたのに違和感をおぼえたものだが、なるほど、この散り際の美しい桜に日本人がまだ惹かれているならば、まだ日本人は日本人なのかもしれないとおもった。
今が一番美しいようにおもう。花びらが散り、あおい葉っぱが急かすように出てきていて。
作り物のように日本人が配置されていた茗荷谷の春。
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by nakayamaharuna | 2005-04-10 23:19 | place


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