ヒトのうつわ/なまえ考

b0016054_22404851.jpgここ連日の雨によって、蒔いた植物の全種類が芽を出した。同じ植物であっても、埋まっている器によって育つスピードが違うのが不思議である。露地、プランター、有機素材で出来た土に戻る鉢等、それぞれが異なっている。そこで素人が考えられるのは、温度の保持の仕方、水の蓄えられる量云々だが、実はもっと複雑な事柄が関係しているのではないだろうか。
天井の高い部屋で育った子どもは賢くなる、とか、白い部屋で育った子はキレやすい、とかはもちろんありそうな話だが、名前も器のうちかもしれないと、ふと考えた。
というのも、友人が姓名判断をしていたとき、我が教授たちの運勢が飛び抜けて良いことに気がついたのだ。器とは、事を担当するに足る才能、器量。また、人物の大きさ(広辞苑より)という意味があるが、それが名前という器に現れているかもしれないことは、まったく否定できない。
岡崎京子がいつかの後書きで、登場してくる女の子の名前を付けるのは、わりと繊細な作業である、というようなことを書いていた。リエはやはりリエだし、アケミはアケミに育つのである。
名前というのは、人に出会ったとき、顔の次に関心の行くところである。名前(namae)という言葉も意味深い。植物のように植え替えがなかなかきかない以上、自分と名前について、少し真面目に向き合ってみる必要があるだろう。
ちなみに私は半吉だったそうな。器用貧乏で中途半端。あながち外れてない。
[PR]
by nakayamaharuna | 2005-04-14 23:25 | news


<< 蚕、稲、栗、小豆、麦、大豆 フランス、エジプト、アルジェリア >>