団地の1分の1

b0016054_042531.jpg東京のベッドタウン千葉県の下総地区は、1980年代はじめごろが一番賑わっていた時代である。
1970年代に家族を作った人たちは、憧れの公団住宅に居を移し、そして無事子どもたちを小学校へ入れた頃、市立の学校は1学年10クラスもあったという。いわゆる団塊の世代が小学生だった時代である。
バブルを作り上げたのは、その公団憧れ世代だ。彼らの子どもたち(=団塊の世代)はバブルが壊れたころに多感な時期を過ごしたため、非常に冷たい目で時代をとらえる傾向にあるという。現在彼らは仕事を持ち、実家と離れたところで家族を作っているようだ。そのためこのあたりには20年前のような賑わいは失われ、ベッドタウンであるのに過疎化しているような印象を持つ。
そういう私は1980年代生まれの1学年5クラス世代である。物心ついたときから、このあたりはすでに灰色だったような気がしている。哀れみも悲しみもない。それが普通なのだから。
松戸市立博物館には憧れ世代の公団住宅を1分の1で展示してある。部屋の中にはそのころの家電や家具、日用品などが配置され、引き出しをあけたり、お風呂場をのぞいたりと楽しい仕掛け満載。良くできている。展示や団地生活の研究については、この展示をつくった学芸員さんの本に詳しい。
再現・昭和30年代 団地2DKの暮らし
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by nakayamaharuna | 2005-05-05 10:43 | place


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