バットマンと統合失調症(下)

b0016054_1324043.jpg一緒に体験していた看護婦たちは、ほんとなのー?という疑心暗鬼の面持ちで、忙しい職場にいそいで戻っていった。仕事柄こういったことには慣れっこなのだろうか。私はこの経験を人にあまり話すことなく、それでもなにか引っかかっているような気がしながら現在にまでいたる。
先日ふと思い立ってバットマンビギンズを見た。映画の中では、スケアクロウという悪役が、その人の感じる恐怖を増幅させるガスをゴッサムシティにまき散らして町を破壊しようとしていた。ガスを吸ってしまった人は、見えるものが恐怖の幻覚と重なり、あまりの恐怖に取り乱して自己を喪失するような状態になる。
映画の中ではパニック障害になる、という表現をされていたのだが、私はむしろ統合失調症体験マシンでみた風景を思い出した。もちろんあの病気の症状は一概にはけして言うことが出来ない繊細なものではあるが、バットマンそのものがのちに精神病を患うようになるストーリーなのだから、なにか興味を抱かせられる。
精神病は近年よりわたしたちに身近になってきているが、それをモチーフにした映画はわりと少ないものである。そういう意味で、次回作も期待。どうか病気に対する誤った解釈なくストーリー展開をしてほしい。

画像はトンネルの内側。オプアート。
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by nakayamaharuna | 2005-07-24 13:27 | place


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