カテゴリ:London ( 50 )

裸のシェフ

b0016054_9135680.jpgジェイミー・オリヴァーのブレックファーストに目を通していて思い出した。偶然、彼の番組「ミューズリー」の回を見ていてとあることに驚愕したことを。
番組は、彼がクラブで踊っているところから始まる。彼はそこでかわいい女の子たちを数人引っかけて、家に連れて帰るのだ。で、彼は何をするかというと、早朝にマーケットに行き、一人食材を買い集める。女の子たちは家で待っているらしい。帰宅後フライパン一つでできるイングリッシュブレックファーストや、自家製ミューズリー(シリアルとフルーツなど)を調理する。その間、女の子たちは「ねぇ、まだぁ?」みたいにちょっかいを出しに来る。そういえば、コーヒーに似せたデザートも作ってたっけ。これには女の子たちが大喜びで。そんなこんなでいただきまーす、という具合の番組構成だったのだが、私はこれはアダルトビデオにそっくりな構成だな、と思いながら見ていた。イメージをふくらませるゆるいストーリー展開、最終的に欲望(食欲)の解放。単純だが駒が揃っているのだ。1990年代頃、食文化の研究が盛んになった頃から、性欲と食欲の文化比較などは行われているけれど、ここまではまるケーススタディーは他にない。研究もそんなに多くないのだが。
そういえば彼の異名も裸のシェフなのだった。出来すぎである。
レシピ本の類は少女マンガのようなテクストを持つ、とはたびたびいわれることであるが、私はここで「レシピ本の類はエロ本のようなテクストを持つ」といいたい。そうすると、世の中がちょっと変わって見えてくるとおもうのだ。
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by nakayamaharuna | 2005-04-23 09:37 | London

イギリスでインドの思い出

b0016054_215504.jpgダニエル・クロウズ原作のゴーストワールドはティーンな映画で有名である(このときスカーレット・ヨハンソンはたしか12才やそこらでハイティーンを演じていたのも驚愕である)。冒頭でソーラ・バーチがテレビを見ながら、エキゾチックな音楽で踊る場面に流れていたのはたしかインド音楽だった。

それがボリウッド(ハリウッドに対抗したインド産映画)だったかは定かではないのだが、私の暮らしたロンドンの郊外は、インド人街として有名(「ベッカムに恋して」というインドの女の子のサッカー映画の舞台となったところ)で、もちろん語学のクラスの半数もインド人だった。よって、近くの映画館にはボリウッド専用スクリーンもあり、多くのインド人の友人が流行りの(?)映画をおさえていた。
私も学校の課外クラスでボリウッドダンスを習ったり、クラスメートからカレーの"いろは"を教わったりして(インドの他、マレーシア、スリランカ等のカレーを習えたのも幸運だった)、どっぷりとインド系英国文化を経験してきたのであった。

「私はパンジャビだから牛肉食べないけど、ここで育ったうちの子達はハンバーガー食べてると思うよ。」
なんて言ってたイギリス歴20年以上のインド人のクラスメートは、イギリス国籍の取得が可能なのに拒否しているそうだ。彼女はすでに60歳を越えている。イギリスのパスポートとったら、インドに帰れなくなっちゃう、といっていたから、きっといつか帰る気なんだろうな。

なつかしいイギリスの中のインド。BBC RadioのASIAN NETWORKで、ボリウッド音楽のカウントダウンなぞが聞こえてきたため、こんな切ない文章を書いてしまいました。

画像はハワイの馬鹿でかいスクリーン。
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by nakayamaharuna | 2005-01-28 21:55 | London

アムステルダム 市立美術館

b0016054_235939.jpg写真はアムステルダムの市立美術館から撮ったもの。美術館にあるものの中では一番目を引いた、赤セロファンの窓ガラスから外の工事現場を見た風景。

館内の展示は、キュレイターが空振り気味で、作品が非常に見づらい構成になっている。モンドリアンとリートフェルトがならんでいるのに、ぺらぺらに見えるなんて、こっちが落ち込む。
何かを見て「落ち込む」にもいろいろ種類があるが、パゾリーニの「ソドムの市」の後味と、この美術館を出た後の後味は、別の落ち込みである。自分の糧にならない「落ち込み」には、できるだけ近づきたくないものだが、たとえ間違って接触したとしても、払拭できるような強さが欲しい。
しかし、画像のような工事現場風の荒々しい、ひらけた雰囲気がアムステルダムの象徴なのだろうか、とふとおもってみる。そうすると、破滅的な構成も納得がゆく。かもしれない。
ブルース・ナウマンのパフォーマンス映像は良い印象で思い出せる。オーガニックな印象ではあるが。TATE Modernのエントランスで現在展示されている作品も、とびきり良い。

次にアムスにいったら、cobra museumと、NEMOに行きたい。48時間の滞在では、やはり足りなかった。

インドネシア料理と、アルゼンチン料理で終わっちゃった。
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by nakayamaharuna | 2005-01-18 00:28 | London

アムスのホームレス

b0016054_22191033.jpgホームレスはロンドンでもアムスでも、犬連れが多い。犬で道行く人の気を引かせて小銭を頂戴するという手が一般的だ。
犬好きという印象のあるイギリスだけど、アムステルダムの方が犬を見た気がする。
イギリスでは犬より、赤ん坊を連れた若い娘をよく見た。できちゃったっぽい感じのとても若い子たち。イギリスでは10代で、収入が多くない、という母親に、部屋やら何やら支給されるらしい。それで未婚の若い母親が増えてるとのこと。良くないと思う。
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by nakayamaharuna | 2005-01-14 22:17 | London

ひたひたの町

b0016054_21213690.jpg空から見ると、水でひたひたの土地。オランダ。

長崎にオランダ村というものがあったが、現在は倒産して、再生中らしい。
それにしても日本人の外国欲っていうのはすごい。日本にはたくさんの外国の村がある。ロシア村トルコ村ドイツ村にいたっては、正式名称「東京ドイツ村」という名前だ。もっともっとあるけど、きりがないのでやめておく。
でもやっぱり、大御所といえばスパリゾートハワイアンズかな。東武ワールドスクエアも見逃せない。

中国人はどこの国へ行っても、自分たちの街をつくるけれど、日本人に至っては、あまり外国で日本の村をつくらない(アメリカではわりと多く見ることができる)。むしろ、自分の国に異国の村を作るのだ。「日本人は真似が上手」とはいうけれど、これらの村々を見ると、それ以上の何かを感じずにはいられない。

現在はどこの村もオランダ村のような倒産への一途を辿っている。多くの外国村がゴルフ場に隣接していたり、非常に近い位置に存在していることを考えると、これは結局のところ、バブル期の産物で、ただの地方政治の流行だったと考えることもできる。しかし、なにか非常に日本人的な、複雑な感覚のある、興味深い現象だと思わずにはいられない。それがなんなのか、はまだ言えないのだけれど。
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by nakayamaharuna | 2005-01-14 21:10 | London

せまい入り口

b0016054_2202137.jpgアムステルダムは水の町で、自転車が多く、ガンジャの煙の漂う町で、セックス産業でも有名だ。女の観光客としてはあまり長居する気にならないけれど、学生だったらかなり居心地が良さそう、という印象。
おもしろかったのは、レッドディストリクトという地区で、要するに女の人を買えるところなのだが、大きな教会のまわりに位置しているのだ。まわりに広がっている、というわけではなくて、教会を囲むように、店が教会を向いて囲んで開いている。しかも女の人がショーウィンドーに並んでいる。教会と性産業...なんて象徴的なんだ。

画像はアムステルダムの一般的な建築。入り口のドアがせまいので、建物の上部にある突起にロープを引っかけて、大きな家具を上階にあげるのだそうだ。縦横に長いという印象。階段も急だし、数寄屋造りみたい。
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by nakayamaharuna | 2005-01-13 22:17 | London

リバー コテージ

b0016054_0295587.jpgイギリスで一番おもしろかったテレビ番組がRivercottage
いわゆる料理番組とはちょっと違う。昔のイギリスの暮らしや、季節のおまつりを通して、料理を作ったり、おまつりのデコレーションをしながら「リバーコテージ」という場所の時間を追っている番組だ。
昔ながらのケチャップコンテストや、クリスマスパーティーなどなど、要はイギリスのスローな生活を再現している番組。日本でいえばダッシュ村か。
しかしながら見せ方がおしゃれで、かなりのエンターテインメント性をもっている。ポイントはとことんこだわっていることだろうか。パーティーには古い昔のドレスを着てみるし、海辺に食べものを売りに行ったときは、手作りの手押し車をひいていた。隙がないのである。
また、メインキャラのHugh Fearnleyはフードライターで、彼の文章がまたおもしろい。River Cottage Meat Bookでは、Rivercottageにおいて肉を食べることについての、動物の「死」や、きちんとした調理の仕方、ベジタリアンに対する意見などなど、思想的にも感心するほどよくまとめてある。それでなおかつレシピも載っているのだ。
私は見ていないけれど、おそらく番組の初期の段階で、動物の殺生や解体などについて取り上げたのだろう。そしてかなりのバッシングがあったに違いない。あれだけコンセプトを立ち上げるのは、料理の本として違和感があるぐらいだ。
Meat Book、どうしても欲しいが、イギリスの料理本ですもの、非常にでかくて重い。日本でAmazonから購入するのが最善の手のようだ。
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by nakayamaharuna | 2005-01-11 00:27 | London

驚いたこと

b0016054_20194044.jpgレンガの色で、いつ頃の建築なのかがわかるらしい。
イギリスに来てはじめに驚いたのが、住宅がすべてレンガでできているということでした。二つ目に驚いたのが、アラブ系、インド系の人種の多さ。三つ目は...四つ目は...とつきることなく続きます。驚いたことのカウントダウンしているあたり、イギリスかぶれ。小学生だったらいじめられてる!
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by nakayamaharuna | 2005-01-10 20:18 | London

バーガー&マッシュ

b0016054_6151293.jpgこれも英国料理。バーガー&マッシュ(ソーセージとマッシュポテト)。
.automealのほうににアップしました。ご覧ください。
あと3日で帰国です。
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by nakayamaharuna | 2005-01-09 05:57 | London

グリニッジでカフェをするなら

b0016054_19404419.jpg
「かわいい」カフェを見つけました。
costaとかスタバとかのコーヒーチェーンもよく見るし、イングリッシュブレックファーストが食べられる地元密着型の油っぽいカフェもロンドンには多いし、カフェなんて珍しくはないのだけど、ここに来て初めて、日本人好みのするカフェに出会いました。
壁にはスケートの風景や渡り鳥の切り絵、イスはアンティークでそれぞれバラバラ、角砂糖はプラスチックのお椀にがさっと入れてある...等々、日本のカフェブーム的要素が揃っています。要するに久しぶりの「かわいい」カフェ。
そしてまた、ここのキャロットケーキ(英国のケーキといえばこれ。画像右)がうまい。店主の友達のお母さんが作っているとのこと。食べてたらセーターの繊維が出てきたりして、またネタ的に美味しい。
ケーキを食べながら、はたして日本人の感じる「かわいい」っていうのは、いったいどこにポイントがあるんだろうか、などといろいろ考えてしまいました。
ガイドブックぶって住所を記してみます。グリニッジに観光の際にはぜひ。いい町です。

Peter de Wit's Cafe
21 Greenwich Church Street, London SE10
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by nakayamaharuna | 2005-01-07 20:05 | London