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マルセル デュシャン展

b0016054_23514064.jpg横浜美術館でやっているデュシャン展は一見の価値有り。これは上手な展覧会だ。作品の見せ方が、まるで誰かの論文を読んでいるようである。視る感覚と共に、言葉が頭に入ってくる。
たくさんのレディメイド、東大所蔵の「大ガラス」、そして彼の作品から影響を(もろに)うけた他の作家の作品を、一緒くたにみることで、美術作品の本物、偽物という感覚がぐらぐらする。滝口修三の生々しいメモが印象的だったのと、吉村益信の「大ガラス」が可笑しい。

画像は「子どものアトリエ」の子供たち。子供をなめたらあかん。
とある作品を前にして、ボランティアが「このドーナツ、石でできてるんだよ」なんてつまんないことを言っているので、ドーナツじゃないよ、と言ってやった。こっそり。
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by nakayamaharuna | 2005-01-27 00:12 | place

日本の青色について

b0016054_2025030.jpg外国に行くと、その色の豊富さに、胸が躍る。ただの西欧に憧れている人間の反応なのだろうか、と自分で分析してみるが、そんなに白人は好きではないし(むしろ鬼畜米英とか、ペルリのイメージをもっている)日本が嫌いなわけではない。おそらく、日本の建築現場を中心とした、安易な素材の選び方に、疑問を感じているのだ。
安価で、どこでも手に入るというのはわかるのだけど、まったくブルーシートを使いすぎである。どこもかしこも青すぎるのだ。しかも同じ青色なのだ。
透明の、ビニールシートを工事現場に使ったら、建物のでき方を見ることができておもしろいだろうに、などと考える。
画像は近所のクリーニング屋のテント。手が震えたら、展覧会の絵みたい。
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by nakayamaharuna | 2005-01-23 20:39 | place

いつか伊豆諸島への旅

b0016054_19461083.jpg絵葉書趣味は万国共通の項目である。どこかで観光した際、必ず誰かに便りを出すのは、私の小さな決まり事になっている。
絵葉書を書く時間の多くが、ご飯を食べたあととか、移動の間の待ち時間とか、そういう放心しがちな時間に行われる。見知らぬ土地で、そういうときに誰かに文字を書くというのは、なかなかいい時間の過ごし方だと思っている。
しかし、そこまではよくて、その後ポストに投函するのが、一番自分には難儀なのである。書いても出さずに持って帰ってきてしまったりするので、そういうものは、ゴミ箱に行ったりする。
Emailよりお金もかかるし、時間もかかるけれど、それでも受け取ったときの気持ちはなかなか良いものである。それを想像して、がんばって投函する。そう、出す分、受け取っているのである。それだけ、旅をしている友人が多い。私も負けじと「ここにいる」と主張する。

画像は、京都で古本屋にて絵葉書漁りをしていたときに見つけた、古い写真の束より。誰かの観光記録を、どこだかもわからず買った。
でも、私の手元にこれが来て2年あまり、伊豆諸島のどこかの火山だと確信している。いつか、避難命令が撤回されたら、探しに行くつもりだ。
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by nakayamaharuna | 2005-01-23 20:21 | place

日向ぼこり

b0016054_18592178.jpg毎朝、カーテンを開けると、窓の向こうに猫がいる。もう、数年続いている景色である。
何度も何度も、彼の写真を撮っていたのだけど、いつも視たとおりに撮れなかった。今日は、なかなかいい線にいった。そういう境目というのは、なんなのだろう。
そして、散文のように、今日の文がなってしまうのは、なんでなのだろう。
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by nakayamaharuna | 2005-01-22 19:43 | place

かはくの屋上

b0016054_1105870.jpg先月リニューアルした"かはく"の新館。屋上には近づくと開くパラソルがあります。無意味なもの、というのは、やはり非常に魅力的です。
展示フロアの最上階には、圧巻の大型動物の剥製の部屋があります。ボラガイドの話では、このほとんどが、とあるハンターの個人コレクションだったとのこと。しかもすべてそのコレクター自らの手でしとめたものだそうだ(本当か?しんじられん)。伊能忠敬もそうだけれど、一人でとにかく突っ走った人というのは、もはやその人自体がアートである。というか、もうアートは終わって、これからは科学の時代なんだな...と、うれしくもさびしく思ったのでした。
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by nakayamaharuna | 2005-01-20 12:19 | place