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民家の庭先、海底の時間の流れに関する覚え書き

b0016054_1255840.jpg・古い民家の庭先には、割れた茶碗のかけらがタイルのように土にしずまっていることがあります。
・磁器は沈没船などから引き上げられたときに、どのような文化的つながりや国交がかつてあったのかを知る大きな手がかりとなります。
・金属などはさびて朽ちてしまうけれど、焼き物はじっと海底で留まっているので、時間を経てもわたしたちの時間をその昔とひとつなぎにしてくれるわけです。
・磁器という素材は、特別な時間の流れかたをしているようにおもいます。
・庭先の茶碗のかけらは、家という場所を一連の時間とした、ひとつなぎのなかに私たちをぽんと投げ込んでくれるのです。
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by nakayamaharuna | 2005-03-31 00:40 | Kanazawa

COFFEE AND CIGARETTES

b0016054_12495495.jpgジャームッシュの新作、試写に行ってきました。
「ストレンジャー・ザン・パラダイス」にうちひしがれた身としては、新作にがっかりするのがオチかとおもって期待しないで行ったんですが、予想以上に良かった。滑走感と幻覚感はあと20分間ほどほしかったけれど、コーヒー飲みながらリラックスできる良い作品。相変わらず音もかっこよく使ってるし、見終わった後の余韻が気持ちよいです。娯楽映画としてお勧め。登場人物たちに愛着を持って見るのがコツです。
試写会が20人程度のプライベートな雰囲気で、深いカウチにおいしいお菓子とコーヒーがついてたので、ますます好印象に。素敵なパーティーでした。

COFFEE AND CIGARETTES コーヒーとタバコで別々のサイト。
4月2日よりシネセゾン渋谷にて。
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by nakayamaharuna | 2005-03-31 00:10 | news

金沢の贅沢

b0016054_12534934.jpg21世紀美術館のプールサイド。スゥ・ドーホーを思い出す作品。
LUCAの表紙になったおばちゃんに、偶然近江市場の八百屋さんで会いました。
金沢の地元作家の作品を置かず(多少はあるみたいだけど)、市外、県外、果ては海外から集めてきた作品群が、金沢市民に与える影響は大いに期待できます。美術館に溢れていた美術関係者ではない人たち、また子どもたちのうれしそうな顔といったら、感動的でさえありました。
タレルの作品を無料で、しかも夜遅くまで見ることができるなんて、なんて贅沢なんだろう。むやみに市民権移したくなる。
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by nakayamaharuna | 2005-03-30 13:09 | Kanazawa

ドックフード+ヨーグルト+アリ

b0016054_21241784.jpgオオアリクイのココチャン。背中にサスペンダーをかけてるような模様があります。
餌は粉末状にしたドックフード、ヨーグルト、アリ(輸入もの)などを混ぜたもの。水でのばしてとろとろにしました。それを細ながーい舌でなめ取ります。
昼間は段ボールの中で麻布みたいなのをまとって寝てたけれど、夕方の餌時になると活発に動き出しました。爪が長くカーブしているので、手の甲でのしのしと歩きます。
上野生まれで非常に人慣れしているため、掃除中はオリの外に出しておくとのこと。掃除の邪魔をしないようにココちゃんの相手をする役をもらいました。
「おいで」というとこっちにくるし、しばしかわいいやつめ、となでたりしてましたが、慣れてくると長靴に爪と顔をつっこんで、あの長い舌で足をちょろちょろしてくる。油断してたら足を本気でよじ登ってきたので、ヘルプを出しました。彼女(?)に悪気はないけれど、その長い爪が食い込むと、ちょっと泣きたくもなります。
うんちをみたら、ツルツルとした長くてきれいなやつだったので、キュウリの古漬けみたい...とつぶやいたら、飼育係の人に怪訝な顔をされました。ごめんなさい。
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by nakayamaharuna | 2005-03-29 21:44 | news

頭にあいた暗い穴

b0016054_0215812.jpg今回の飼育体験で一番愛おしかったのがこのミミズク。いつもは裏で飼われていて、たまにイベントのときに働くらしい。
トリなんて表情もないし、いままで特別興味もわかなかったのだが、このミミズクは違う。おなかがすけば「くーくー」とかわいい声を出し、なでれば目を細めて気持ちよい顔をする。ねむるときは目をつむってすやすやいっているし、まるでネコのよう。
餌は鶏頭やコオロギ、イナゴ(冷凍)を与えた。そう、ミミズクは肉食なのだ。
包丁でバリバリと鶏の頭を包丁で割って、小さく食べやすく加工してやる。トリの頭を割ってトリの餌にする。...どうしても考えすぎてしまうのは私だけではないはずだ。
ところで、ミミズクとフクロウの違いは特別ないらしい。人間が勝手に名付けただけとのこと。よって、ミミズクの耳のようなところはただの羽である。羽の奥の耳をさぐってみたけれど、暗い穴が頭にあいているだけだった。
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by nakayamaharuna | 2005-03-28 22:22 | news

ペレットの味覚考

b0016054_1251374.jpgゴリラ用のペレット。
ニホンザル用のは見たこともあったが、さすがにゴリラ用ともなると4cmくらいあり、人間の食べる乾パン(よくよく考えると、あれもヒト用のペレットの一種か)よりずいぶん大きい。
柑橘系の良いにおいがして、こういうお菓子もあるんじゃないだろうかとおもう。が、見た目のおいしそう、という感覚はまったく無視されている。一見して排泄物と酷似しているし、ゴリラに味覚があるのだったら、それを完全に無視している気がした。
最近のペットフードのパッケージを見ても、ずいぶんと人間の食べものに近づいてきていることがわかる。しかし、動物に食べものの形態を見分ける味覚はあるのだろうか。ペットフードのデザイン性は、動物のためのそれではなく、商品を選ぶ消費者=ヒトを対象としたものであるのは間違いない。もし動物に形態から読みとる味覚があったとしたら、それは造形力などにつながって来るに違いない。
こっそり味見してみたゴリラ用のペレットは、ボソボソとしたものの、甘酸っぱいさわやかな味がした。かたちを無視すれば、悪くないかもしれない。なんだかおもしろいことができそうな、そんな動物園の調理室。
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by nakayamaharuna | 2005-03-28 12:24 | news

冷蔵庫の家

b0016054_1974961.jpgペンギンは冷蔵庫の中に住んでいる。3つも部屋があって、プール付き。固い床だと足にタコができるらしく、カーペットや砂利がひいてあります。
さて、この建物、最近壁がガラスになり外から見えるようになったのだが、なんと個人の人からの寄付によってできたものだとのこと。園内にはこのような寄付によって建てられたものが数多くあるらしい。
動物の餌になる食パンやおからなども、近所のお店から毎日寄付されている。また、たまにどこぞの法人から期限切れになる乾パンなども送られてくるとのこと。
さらりとかっこいいことしている人が、自分の知らないところにじつはたくさんいるのだ。いいなぁ。
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by nakayamaharuna | 2005-03-26 19:08 | news

ペンギンの舌

b0016054_18503345.jpgペンギンにもアザラシと同様にアジを与えます。
くちばしにアジを近づけると食いついてくるので、そのまま、アジを頭のほうから押し込みます。口の中には白いベロがあって、とげとげフサフサしてる。歯がないので、舌を使ってそのまま飲み込んでしまいます。
40才の老ケープペンギンを介護してたら、イワトビペンギンにおしりをつつかれました。で、アジをあげようとしたらふられた。恋のかけひきは苦手。
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by nakayamaharuna | 2005-03-26 18:50 | news

アザラシと校庭の砂

b0016054_0243953.jpgアザラシの餌は1才の子どもを含めた4匹でアジをバケツ4杯分を与えました。1日に2回、解説付きのショーとしてみせます。
アジを投げてやるときは、コントロールが悪くても、ワサワサしたヒゲがセンサーになって、伸び縮みする首で確実に拾ってくれます。私の腕から空中を飛んで、吸い込まれるように彼らののどの中に落ちていくアジ。当たり前のようで非日常的な時間。
狭いプールの中をギュンギュンと泳いでいる彼らの後ろに、校庭の砂をまいたみたいなもやがばっと広がりました。その後ちょっとしてにおいがしたので、ああ、排泄したんだなぁと変に納得。
信頼できる人とキャッチボールしたような、妙な懐かしさがあって、おもしろかった。
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by nakayamaharuna | 2005-03-26 18:00 | news

ワンルーム

b0016054_1724018.jpgドールの部屋。奥に見える茶室の躙り口みたいなところが、彼らの出入り口。彼らはここから毎朝、展示場へ出勤します。夕方の帰宅にあわせて、馬肉と鶏頭を配置。これで2匹分。
この系列にヤマネコもオオアリクイもいて、ヒーターが入っている床の出っ張り(画像奥)の上でみんなじっとしてました。
独房みたいでもあるけど、筑波大の宿舎を思い出します。
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by nakayamaharuna | 2005-03-26 17:35 | news