唇にも味覚はあるのだろうかと尋ねられたら、私は「ある」と答えたい。
蕎麦をすする音や、熱いお茶をすするときのあの音などは、日本人特有のものの味わい方である。インド人がカレーをまず手でこねて味わうように、日本人のすするという所作は、なかなか難易度の高い作法のひとつなのだ。 ペットボトルのお茶の存在なんかに現れているように、外国人というわけではなく、すすれない日本人の若者が増えている。その音を恥じて"しない"のではなく、馴染みがないから"できない"らしい。 湯飲みにどう口をつけるかわからなかったり、熱々のお茶を猫舌だからと敬遠するのは、味覚のひとつが欠けたような、そんな物足りなさを感じてしまう。 音や唇の感じも、ひとつの味覚と考えていただきたい。蕎麦はバッチリすするのがよろしい。 画像は今が旬のお蕎麦の畑。新蕎麦がおいしい季節です。 #
by nakayamaharuna
| 2005-10-25 23:02
| place
たとえ論文でも、3Dにして考えます。資料を切り貼りしたり、書く素材(今回は黒板)をつくったり。
たとえ図書館で調べものをするとしても、フィールドワークやパフォーマンスとして動きます。ページをめくる感じや、その場での自分のたたずみ方も、その本となじむように、とにかく空間を楽しむ。 そうやって集めてきた情報を、どんなふうに並べてもよい(かもしれない)。それが論文の醍醐味かと、おもうときが、たまに、あります。 #
by nakayamaharuna
| 2005-10-22 02:24
| study
論文の最先端ではなく、先端の論文。
こいつはくせ者だ。なぜなら美術表現をしている作品群と、おなじ時間、おなじ空間に並べなければならない。先生に書きかけのレジュメを渡して、ちょっと意見を拝借というわけにはいかない。 どうして論文という表現のフィルターを"選んだ"のか、その論文を書くことにはどんな"意味"があるのか、どういうふうに論文を"みせる"のか。そういう異常な質問を投げかけられるので、こちらとしても異常な用意をしてかからねばならない。 ペンとペンキとパソコンをもって、右往左往の深夜0時。 #
by nakayamaharuna
| 2005-10-19 00:00
| study
アーティスト・クリエイター・NPO等の非営利的な活動やその支援に関する対外的な問題について、アドバイスやコンサルティングを提供する組織Arts & Lawが、来る10月29日に世田谷区池尻の「IID世田谷ものづくり学校」でイベントをします。
アーティスト、ディーラー、法律家、オークショニア、コレクター等の方々が集まるささやかなパーティーもあります。パーティーのコーディネートは.automealが担当!廃校をリノベーションした会場も見所のひとつです。 ぜひぜひお誘い合わせの上、お越しください。 →Happy Hour その前に論文かかなあかん。キャー #
by nakayamaharuna
| 2005-10-16 21:13
| news
|
what's going on
.automeal コミュニティデザイン協議会 柞の花 past works project the projectors 2006 STARFLYER Rosa!−あらわになる色− A-temporary ジャムづくりWS@世田谷 about NAKAYAMA Haruna カテゴリ
全体 news post study books A-Z place Kanazawa greece Seoul London kitakyusyu shanhai yamagata niigata kyoto 未分類 最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||