ヒトには、競争心というのが本能的に備わっているようにおもう。
一人っ子は、一概には言えないが、マイペースという言葉を頂戴することが多い。しかしながら、彼らは彼らの内部において、一人競争しているということがよくあるのだ。自分自身のなにかとたたかっているわけである。 運動会。小学生の頃、同級生が宗教上の理由で参加するのをやめたことがあった。その子とは、その前の年の運動会で、一緒に徒競走をしたことがある。その子が1着で私が2着だった。私たちは走り終えたあと、なにかを言い合いながら笑った気がする。なんだったのかは思い出せない。 12年間あった運動会の中で、記憶に残っているのはそれだけだ。彼女はその次の年から、物憂げなかんじになった。でも私はそれはそれで好きだった。 雨の中を一人で歩いていると、どうしたら泥を跳ね上げずに歩けるか、とかのちょっとしたことを必死になって考える。答えに褒美があろうがなかろうが、人から物憂げに見えようが見えなかろうが、気にはしない。様々に工夫したりして、ゴールまで一人歩く。寂しさをまぎらわすため?それはあるかもしれない。しかしこれは歴とした一人っ子の競争なのである。
by nakayamaharuna
| 2005-04-21 09:29
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